2026年2月25日 / 最終更新日時 : 2026年2月25日 逢坂万里子 お片付け 片付けに正解はあるの?50代からの自分基準の整え方 「片付けの正解って何だろう?」SNSやネットを見るたびに、“整った暮らし”と自分を比べてしまうことはありませんか。タオルは何枚が正解?収納の量はどのくらいが適正?物は少ないほうがいい?実は、片付けに絶対的な正解はありません。この記事では、「片付けの 正解」を求めてしまう背景と、50代から大切にしたい“自分基準”の整え方についてお話しします。 なぜ“片付けの正解”を探してしまうのか片付けは、実は考えることと判断の連続です。・これは残す?・これは捨てる?・何枚あれば足りる?正解があると思うと、安心できます。でも、SNSで見かける収納方法や「これがベスト」という情報は、その人の暮らしの条件に基づいたものです。家族構成も、家の広さも、洗濯の頻度も、体力も、時間の余裕も違う。条件が違えば、答えが違って当たり前です。 タオルは何枚が正解?よく聞かれる質問があります。「タオルは何枚が正解ですか?」バスタオルは使いますか?毎日洗濯しますか?干す場所はありますか?マンションで干す場所が少ない場合、洗濯頻度が低い家庭、家族が多い家庭。すべて条件が違います。それなのに「みんなどうしてるんやろう」と他人基準を探し始めると、手が止まってしまう。片付けが進まない原因は、能力ではなく、基準が曖昧なことにあります。 「高かったから使えない」「もったいなくてしまい込んでいる」そんな気持ちも、実は“正解を求める心理”とつながっています。▶もったいなくて使えない。その心理の正体とは? 同じものがいくつも出てきたとき片付けをしていると、同じものがいくつも出てくることがあります。その瞬間、「なんで私はまた…」と自分を責めたくなる。でも不思議なことに、「また出てきたー」と笑えると、思考が未来に向かいます。たくさんあると分かった。じゃあ、どうしたい?がっかりしていると、思考は内側に向かう。笑うと、少し外を向く。片付けが進む人は、“正解を探す人”ではなく、“選び直す人”です。 「収納って、家の中に入っていればOK?」以前、講座でこんな言葉がありました。「収納って、家の中に入っていれば収納ですよね。」その方は物は多め。でもストレスなく暮らしているそうです。それなら、それでいい。“住んでいる人がOKならOK。”これが片付けの本質です。 50代からは“自分基準”を育てる時期若い頃は、正解に近づくことが安心でした。でも50代は、正解を集めるよりも自分の感覚を育てる時期だと思っています。整っているかどうかより、暮らしていてどう感じているか。・落ち着くか・疲れないか・心地よいか片付けの基準は、他人の数字ではなく、自分の体感です。 問いを変えてみるもし今、「みんなどうしてるんやろう」としんどくなっているなら、問いを変えてみてください。「私はどうしたい?」片付けに正解はありません。あるのは、“あなたの暮らしに合う基準”だけです。